約 4,276,181 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/592.html
3D格闘ツクール 【すりーでぃーかくとうつくーる】 ジャンル 3D格闘コンストラクションソフト 対応機種 プレイステーション 発売元 アスキー 発売日 1998年7月30日 定価 5,800円(税別) 判定 なし ポイント モーション製作がメインモーション作成の自由度の高さ ツクールシリーズリンク 概要 特徴 評価点 問題点 総評 続編 概要 コンシューマ用ツクール初の対戦格闘ゲームを作成できるツクール。 対戦格闘ゲームのツクール自体はPC向けに『2D格闘ツクール95』が発売されていたが、格ゲーで使用するモーションを描く必要があるためコンシューマでの発売は困難であった。 そこで、世の3D格ゲーブームに乗っかる形で発売されたのが本作である。 特徴 最初から用意されたキャラクターモデルにモーションをつける形で製作を行う。 モーションは打撃、投げ、勝ち負け、基本動作の4種類があり、勝ち負けと基本動作は割り当てられた動作(立ち、ガードなど)にモーションを付けていき、打撃と投げはモーションとコマンド、当たり判定、ダメージ量、名前を設定して技を製作する。パンチも必殺技も同じ「打撃」という分類であり、派生技(キャンセル技のようなもの)も設定することが出来る。 もちろん、サンプル通りに作る必要はなく、例えば基本動作では方向キー上は奥移動、下は手前移動だが、上でジャンプ、下でしゃがみといった2D風にする事も出来る。ただし、ガードだけは固定。 モーション製作の補助として、あるポーズから次のポーズまでの間を補完してくれる機能がある。この機能で設定できるフレーム数を操作することで動作の速度を変えたりもできる。 CPUが使用した時用にロジックを組むことも可能。 他にプロフィールを設定することも出来る。 用意されたキャラクターは20名。サンプルモーションも用意されている(内容は某3D格ゲーぽく、八極拳やマーシャルアーツなど)。 メモリーカードを持ち寄れば自作したキャラ同士で対戦も可能。ただし、保存できるのは1枚につき1人である。 評価点 非常にモーション作成の自由度が高い。 エディタも比較的使いやすく、フレーム間のコピー ペースト、フレームの挿入など一通りの機能は揃っている。 ポーズをつける際もX、Y、Zの各軸を個別にいじったり、面倒な場合はパーツを掴んで動かしたりすることも可能。角度は2度ずつしかいじれないものの、基本的に不足することはない。 使えるキャラクターモデルも豊富。 基本的に正統派のキャラクターが多く、中国拳法家風の男女、覆面プロレスラー風の男女といった定番キャラからストリートファイト風キャラ、特殊部隊風キャラ2種(シュ○ルツ○ッガー風と『バ○オ』のウェ○カー風)、太ったインド人風など多彩なキャラクターが用意されている。 モデリングも割と良好で女性キャラクターもかわいく作られている。 全員分のデフォルトモーションも用意されているので、これだけで遊ぶことも可能。技もけっこう豊富に用意されているので、エディットの参考にしやすい。 ゲストとして『ストリートファイターEX』からスカロマニアが特別出演している。 一部モーションが変更されているものの、『EX』で使用していた技もほぼ再現されている。 オプションも豊富。 CPUのレベルを3段階から、時間制限の有無といった格ゲーでは定番のオプションから1Pと2Pのライフ最大値を変更したりすることも出来る。 問題点 ストーリーやキャラクター同士のやりとりといった演出に関わる要素を自作できない。 ゆえに実質的には「ゲーム性の根幹部分だけを作るツール」となっており、純粋なツクールとしては非常に味気ない。 3Dモデルを扱っているため、容量的に仕方なかったのかもしれないが。 投げ技が強すぎる。投げ抜けがないため、モーションに入ったら無敵。かけるのも簡単。 エフェクトが作れないため、飛び道具などを作ることは不可能。一応、当たり判定を体から離れた部分に設定可能だが、一般的な「波動拳」に代表される格闘ゲームの飛び道具とは違うものになる。 コマンド自体も短いものしか作れない。長いものを作ろうとしたら派生技を設定しなければならない。 せいぜい波動コマンドが精一杯。昇竜コマンドやレバー一回転などは作れない。 ただ、当時の3D格闘ゲームのコマンドは→→や↓→程度の2D格闘ゲームに比べ簡素なものが多く、そう大きな問題ではなかった。 そして最大の問題点がモーション製作の困難さである。 2D格闘ツクールシリーズがグラフィック制作そのものの困難さ(*1)をネックとしていたのに対し、本作では予めグラフィックが用意されている代わりに3Dの立体構造の把握の困難さが大きなネックとなっている。 三次元でものを把握しなければならないため、角度の設定や軸の設定などをしっかり把握しなければならない。 上記の通り、補完機能があるものの、次のモーションでのパーツの角度などを把握できていないと実際に動かした時に思わぬ動きをすることが多数。 動く時にぐるっと回転したり、変な方向に腕が曲がったり…。 結局のところ、制作難度に馴染めなかったプレイヤーから変なモーションを作って動かして楽しむゲームとして認知されてしまった。 総評 格ゲーツクール素材としてはかなり扱いが難しく、かなり根気のいる代物である。 また、技コマンドの設定に制約があることやストーリー設定等のゲーム以外の外堀の部分の制作が行えないこともあって、味気なさがあるのも否めないところ。 モーション制作は非常に充実しているので、中には純粋にモーション製作を楽しんでいるプレイヤーも多い。 ツールとして難があるものの、想定された使い方以外のところに着地点を見出されて楽しまれることとなった稀有な作品と言えよか。 + 参考動画:3D格闘ツクール 続・若き日の過ち 続編 3D格闘ツクール2 (PS2) プラットフォームをプレイステーション2に移して発売された続編。 モーション制作の自由度の高さと困難さは前作同様高く、やる気と根気が要求されるのは相変わらずだが、前作のインターフェースを継承しているため、慣れればそれなりに作りやすい。
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/272.html
0340:大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ◆saLB77XmnM 五十パーセントといったところか。 六時間、体力の回復に努めたフレイザードのHPである。 あの忌々しいゴム人間――ルフィにやられた傷跡は決して消えることはないが、どうにか動けるまでには回復した。 砕けた岩石の肉片は、いつか果たす怨念の証。今度会った時こそ、あのゴム人間を殺す。 決意を胸に秘めたフレイザードは、なおも力を蓄える。 炎と氷、決して相容れぬこの二つの魔力を使いこなすために。 生きるためへの執念というのは凄いものである。この六時間、ひたすらに努力した結果は着々と実を結ぼうとしていた。 こちらの完成度はまだ三十パーセントといったところだろうか。 「基礎はできてるんだ……あとは安定さえすれば……あん?」 洞窟内で一人黙々と氷炎を繰るフレイザードの耳に、人の声が聞こえてきた。 近くに誰かいる。それを知らせるには、大きすぎる声量で騒いでいる輩が。 フレイザードは洞窟内から顔を出し、周囲を確認する。 洞窟の周りは深い木々で覆われていたためこちらから見つかることまずないだろうが、 もしかしたら、声の主はカモになるかもしれない。 体力の半分は回復しているのだ。やってやれないことはない。 もちろんピッコロクラスの化け物を相手にするのは無理だが、もしも雑魚だったら、軽く殺して支給品を奪うくらいは…… 「な!?」 その存在を視界に入れたフレイザードは、驚愕した。 「だぁーかぁーらぁー! いつまでもウォンチューウォンチューうるせぇんだよ! 俺の名前はボンチューだと何度言やぁ……」 大声の主である三人組の一人目は、見知らぬ若造だった。 「ふん、ならばまた助平と呼んでやろうか? 私だけでなくイヴにまで働いた狼藉、忘れてはおるまいな?」 大声の主である三人組の二人目は、北海道で殺したはずの小娘だった。 (あの小娘……生きてやがったのか!?) 「二人ともよさないか。この近くには真崎杏子という少女を殺した輩がいる可能性がある。視界が悪い場所ではあまり騒ぐな」 大声の主である三人組の三人目は、鎧を身に纏った男だった。 (あいつぁたしか……ピッコロと戦ってた野郎じゃねぇか!? あいつまで生きてやがったのか!?) ルキアと世直しマンが共にいることにも驚くべきだが、 それよりもまず、死んだと完全に思い込んでいた二人が生きていたことに驚いた。 ルキアについては確かに生死は確認しなかったが、世直しマンのほうはピッコロが確かに倒したはずだ。 こちらも確認こそしなかったものの、ピッコロが自分以外の参加者に負けるとも思えない。 その証拠に、ピッコロはまだ生きている。第四放送でも、その名前は呼ばれていない。 ということは、 (ピッコロの奴はあいつと引き分けた…… それも、あの鎧野郎のほうは見る限りピンピンしてやがる! あいつのほうが優勢だったってことか!?) だとすれば、今のピッコロは満身創痍の疲弊状態である可能性が高い。 あれほどまでに自分に煮え湯を飲ませた、あのピッコロが。 (こりゃあチャンスだぜ……ピッコロは今でも合流地点で身を休めてるに違いねぇ…… だとすれば、奴を出し抜くのは疲弊している今しかねぇ……いや、まてよ) 一瞬の間に、フレイザードは妙案を考え付く。 今は、自分とて負傷の身だ。 ダメージを負っているとはいえ、『前世の実』を隠し持っているピッコロに自分が立ち向かうのは危険。ならば、 (あの野郎にピッコロの潜んでいる場所を教えて…… 野郎はヒーローとかぬかしてたからな。是が非でもピッコロに止めをさしたがってるはずだ) 悪者らしい思考は、さらに加速する。 (問題は交渉が成立するかだな……当然俺も見逃しちゃぁもらえねぇだろうし……いっそあの二人を人質に取るってのも手か……) 「楽しそうに何を考えているんだ? フレイザード」 「――!?」 ほくそ笑みながら悪知恵を働かせるフレイザードの名を、誰かが呼んだ。 その偉そうな口調から一瞬ピッコロの顔が浮かんだが、それはありえない。この場にいるのは、フレイザードと、 「そこに隠れているのは分かっている。隠れていないで出て来い」 世直しマン――!! 気づかれた。フレイザードは身を潜めていたことを気づかれた事実より、なぜ自分の考えていることがバレたのかに疑問を持った。 だがその疑問も一瞬、フレイザードは瞬く間に立たされた窮地を自覚し、その場を立ち去る。 本当ならこの場で全員八つ裂きにしてやりたいが、今は無茶は禁物だ。 「世直しマン、フレイザードとは……」 「ルキアを襲った、炎と氷のバケモンか!?」 「ああ、間違いなく陰から私たちを監視していた。読心マシーンで読み取った思考からしても、まず間違いないだろう」 宿敵の一人が、すぐ近くに。ルキアとボンチューは、この事実に身体と心を震わせる。 「見つけてしまっては、逃す理由もないだろう……奴とて満身創痍のはず。今度こそ、とどめを刺す!」 「おお!」「うむ!」 三人は、決意を改めフレイザードを追撃する。 ふははははは~好調好調、絶好調! ――ついに宿敵、江田島平八を倒した。 ――この手で倒せなかったのは残念だったが、あれはこの天才の策略により齎された死。言うならば、作戦勝ち。 ――天才の知略が江田島に勝ったと考えれば完全勝利も同意! 江田島平八、そしては目の上のたんこぶのような存在であった拳王ラオウ。 アミバにとっての邪魔者を、二人まとめて始末することができた。 そして手に入れた新たな支給品、そしてのこのことアミバの後を追ってきた江田島の仲間。 既に奴らを葬る新たな策は考えている。あとはそれを実行するだけ。 「恐るべきは天才の知能! 恐るべきは天才の戦略! 所詮凡人が天才に勝るなど、無理なことなんだよぉ~!!」 笑いながら疾走するアミバは、どこか間抜けな姿だった。 だからだろうか。辺りが木の生い茂った森林地帯でも、簡単に見つけることが出来た。 「おい、そこのおまえ」 「――ん?」 突然、声をかけられた。 「んな!?」 振り返り、その姿を見て唖然とした。 そこにいたのは、ある意味拳王や江田島よりも威圧的な姿……身体を縦真っ二つに仕切り、炎と氷で構成された人型の化け物だった。 「な、ななななななんだ貴様はァァ!? こ、この天才になんの用だ!!?」 初めて見るモンスターの姿に戸惑いを隠せないアミバ。 それもそのはず、アミバとフレイザードの住む世界では、あまりに環境が違いすぎる。 人間が覇権を争う世界に住むアミバにとって、魔物の存在など受け入れられるはずがない。 「おおっと、あんまりビビるんじゃねぇよ。見たところてめぇも誰かに追われているようだが、ちょっくら俺様に協力してくれねぇか?」 「きょ、協力だとぉ~?」 あまりにも唐突だった。 突然現れた異形の怪物、何者かは知らないが、その形相からして只者ではあるまい。 天才とはいえ、少なからず身の危険を察知したアミバは、ある妙案を思いつく。 「……う、うむ。おもしろい。どうやらおまえも誰かに追われているようだな。 この天才に力を借りたいというのなら、喜んで協力しようじゃないか」 天才たるもの、常に臨機応変に。 アミバはとりあえず、フレイザードの話を聞いてみることにした。 この化け物、戦闘能力は高そうだが、頭の方は悪そうである。ならば、この天才が遅れをとることはない。 未だ笑みを浮かべながら、アミバはフレイザードと共に並走していく。 「ド畜生!! どこに行きやがったあの野郎ォ!?」 「撒かれちゃったのかなぁ……足はかなり速いみたいだね」 アミバを追っていた二人、桑原と翼は、標的の姿を見失ったことに怒り狂っていた。 もっとも、翼の胸中はほのかな期待感が占めていたようだが。 「熱くなりすぎだ二人とも。もっと冷静になって対処しなければ、見えるはずの敵も見えなくなるぞ」 そして、もう一人。ほぼ二人のお守り役として同行してきた、空条承太郎である。 「奴がこの近くにいることは間違いない。だとすれば、どこかで俺たちを狙い撃とうと画策しているかもしれない」 「へっ、っつっても奴の持ってた銃は弾切れだぜ。俺たちから逃げたのも、もう打つ手がねぇからだろうが」 「忘れたのか和真? 奴は江田島平八塾長の荷物を持ち去った。あの中には、高性能爆弾であるジャスタウェイが入っているはずだ。 それに弾切れの銃にしても、まだ予備の弾丸を隠し持っている可能性がある」 ホットな二人とは対照的に、唯一承太郎だけは、クールな立ち回りを見せていた。 あの手の謀略を廻らせるタイプには、冷静な対応が必要だ。この二人だけに任せては、そのうち怪我をしかねない。 いや、このゲームにおいての油断は怪我を通り越して死を招く……二人が熱ければ熱いほど、承太郎は冷静でいる必要があった。 「しかしよぉ、この暗闇じゃあ奴がどこに潜んでいるかなんて分かったもんじゃねぇぜ。 それとも、奴を追うのは諦めてここから尻尾巻いて逃げろとでも言うつもりかよ?」 三人の周囲は、現在多くの針葉樹によって覆われている。頭上あたりに位置する枝からは、梟らしき鳥類の鳴き声も聞こえる。 それに加え深夜という時間帯。深く高く聳える木々は月光を覆い隠し、視界を無力化させるほどの闇を形成していた。 正に闇討ちにはもってこいの環境といえる。そんな状況での深追いは危険だと感じつつも、桑原の気持ちは治まらなかった。 「止めても無駄だぜ、空条。俺ぁ、この手であの下衆ヤローをぶっ飛ばしてやらなきゃ気がすまねぇんだ。翼、てめぇもそうだろ?」 「うん、監督の荷物を泥棒したのはいけないことだけど……でも、彼ならきっといい選手になれると思うんだ! 健脚もさることながら、あの攻撃的なダッシュ力はフィジカル面からしてみても……」 「おめぇ……今がいったいどういう状況か分かってんのか?」 桑原と翼の会話は、微妙に噛み合っていなかった。 と、桑原が翼の言動に呆れかえっている間際。承太郎は、迫る三つの気配を察知した。 「そこにいる奴ら、俺らに用があるならとっとと出てきな」 承太郎のこの言葉で、残りの二人も一斉に顔を向ける。 集まった視線の先はやはり闇で覆い隠され、一瞥しただけでは何者なのかが判別できない。 が、今回は相手の方から積極的に接触してきたため、襲撃者であるかもしれないという心配は早々に晴らされた。 「警戒する必要はない。私たちは"ゲームに乗っていない者"だ。おまえもそうだろう?」 闇の草むらから姿を現したのは、鎧姿の男。その後方に、まだ若い男女二人が付き従うような形でこちらを警戒している。 世直しマン、ボンチュー、ルキア。承太郎、桑原、翼。 それぞれ異なった敵を追う三組は、深夜の森にて接触した。 余談だが、この時翼は警戒よりも先に、初めて見る鎧姿の男にピッタリなポジションを考えるのに悩んだという。 夜空に浮かぶ月と、それの眼下に佇む広大な植物地帯。すなわち、森である。 そこから一点、突出して盛り上がった丘が見える。 周囲に聳える木の全長を微かに上回る丘の頂上は物陰に邪魔されることなく、月から放射される光を一身に受け止めていた。 そこに、立つ姿が二つ。 「あそこにいやがるだろう? あれが俺様を追い回しやがった連中さ」 炎と氷、二つの自然物質を司る魔人――フレイザードと、 「ほう。一緒にいる残り三人はこちらに見覚えがあるぞ。思惑通り、のこのことこの天才を追ってきたようだなぁ……ククク」 世紀末に生まれし天才――アミバだった。 数分前に接触を交わしたこの二人は、フレイザードから持ちかけた同盟の話を元に、互いの標的を付け狙っていた。 両者とも追われる身であり、両者共に相手を利用してやろうという思惑があったため、こういう形になったのである。 (ふふふ……この怪物、どうやらなにか企んでいるようだが…… この天才を出し抜こうなど笑止!あの拳王をすら手駒とした我が知略に、狂いなどない!) 自ら天才を名乗るアミバは、追ってきた三人の凡才、 さらにはフレイザードとその追撃者三名をも一遍に葬り去ろうと思考をめぐらせていた。 武器ならある。策もある。だが、駒が足りない。だから、フレイザードの存在は実に都合がよかった。 この頭の悪そうな怪物を使い、皆殺しを敢行しよう。 そう考え付いたアミバだからこそ、フレイザードの協力要請にも瞬時に答えを出したのだ。 決して、決してフレイザードの異形に圧倒されたからではない。 「おまえさんの気に入らねぇ奴と、俺の敵が一緒にいるってことか。そいつぁ都合がいい。 アミバとか言ったな。ここは一つ、俺様の作戦に付き合わねぇか?」 「なに?」 二人が立つ高台の丘からは、世直しマンら六人が一同に集っている姿が確認できる。 闇を恐れたのだろう。周囲の木々を何本か切り倒し、月光を受け入れやすいよう環境を整えた場が形成されている。 その分、木よりも高地に位置するここからは丸見え。フレイザードが高台の丘に移動したのは、そういう狙いがあった。 「俺様の支給品を使えば、奴らを一網打尽にできるのよぉ……どうだ?俺に任せて協力してみねぇか?」 「……ふん、いいだろう。おまえの言う作戦とやらに乗ってやろうじゃないか」 怪物が浅知恵を……フレイザードが何かを企んでいるということは十分に感づいていたが、アミバはそれでも余裕を保っていた。 所詮、誰であろうと天才を出し抜くことは出来ないのだ。 「で、具体的にどうするというのだ?」 「こいつを使うのよぉ――」 両者共に己の内側は見せず、フレイザードは一枚のカードを取り出す。 元は大原大次郎に支給されたマジック&ウィザーズのカード、その最後の一枚である。 「――なるほど。全て合点がいった。確かにあんたらはゲームには乗っていないようだ」 世直しマンから借りた読心マシーンを返し、承太郎は一人納得した表情を浮かべる。 先刻、闇夜の森で接触を果たした三人二組。 世直しマン側は読心マシーンがあったため、相手が人畜無害な集団であるということがすぐに分かった。 しかし、承太郎側は違う。ただでさえ油断がならないこの状況、例え相手が友好的でも、警戒は必須。 その確認のためにも、承太郎は世直しマンの持つ読心マシーンを試させてもらった。 結果として、承太郎の心配は杞憂に終わったようである。 双方、敵意がないことを確認した後、揃って情報交換が行われた。 世直しマン達が追う、フレイザードなる怪人。 承太郎達が追う、アミバなる外道。 ニコ・ロビンという名の探し人。 世直しマンが、桑原の知る友情マンの仲間であるということ。 数多のキーワードから、両サイドの情報を纏めにかかる。 「しっかし、フレイザードねぇ……ピッコロの野郎、友情マンの仲間を殺しただけでなく、そんな野郎ともつるんでやがったのか」 「だが桑原の話によれば、友情マンもピッコロを追っている可能性があるな。それだけでも希望が持てた」 桑原の齎した情報によると、友情マンはピッコロと一度接触したらしい。 さしもの大魔王も、ヒーロー二人から目を付けられているとなれば、大っぴらな行動は控えるだろう。 「フレイザードもそうだが、承太郎達の話を加えると、この周囲には二人のゲームに乗った者がいることになるな」 マーダーがもう一人……この事実に、ルキアが難しい顔で唸る。 「アミバって野郎は大したことねぇさ。野郎は陰からチマチマ狙ってくるような腰抜けだ。今度見つけたら俺が直々にぶっとばして……」 「忘れたのか和真?奴は塾長の爆弾を持っていったと言っているだろう。油断は禁物だ」 味方と呼べる人間に出会ったせいだろうか。未だ敵への認識を改めない桑原に、承太郎が諭すように言った。 「けっ、へぇへぇそりゃ分かってるよ。 それでも、俺は野郎を放っとくような真似はしないぜ。もちろんそのフレイザードとかいう奴もだ」 承太郎がクールでいる一方、桑原の感情はまだまだホットだった。 ただでさえ情に厚く、気に入らない奴にはとことんまで喧嘩を売るような性格の桑原。その執念も頑なだった。 (やれやれ、ブチャラティといいこいつといい、どうにも熱い。なかなかクールな奴が揃わないな……) 心中で吐き捨てると共に、クールな仲間が欲しい承太郎は世直しマンの方に視線を向ける。 宇宙を舞台に、悪の手から人々を守るヒーロー。 肩書きは妙だが、少なくとも承太郎が今までに出会ったどの人物よりも冷静な判断が出来そうな人間に見えた。 「ったく、そうなってくるとまだまだ身体は休めそうにねぇぜ。 アミバにしてもフレイザードにしても、一体全体どこに逃げやがったんだ?」 ちょうど椅子くらいの長さに切られた切り株に腰を下ろし、桑原は愚痴をこぼす。 ちなみにこの切り株、桑原が自慢の『霊剣』で切断したもので、周囲にはその残骸と思わしき枝付きの丸太が錯乱していた。 情報を交換するなら、少しでも明るくしようと思っての配慮だった。 が、これが原因でフレイザードたちに居場所を知らせるようになったことを、桑原は知らない。 だが承太郎は違う。木を切り倒した際に起こる轟音、不自然に明るくなった一部分。 相手が馬鹿でもない限り、そこに人がいるであろうと思うのは道理。 そこが狙い。追うのではなく、今度はこちらが"誘き寄せる"。 このまま追いかけ逃げてのいたちごっこを繰り返していても埒が明かないし、 なによりあのアミバという輩は、今までの行動パターンからして既になんらかの罠を張っている可能性もある。 もちろん、相手が誘いに乗ってこないのであればそれはそれでいい。 ここにいる全員、体力的にも満足といえる状況ではないし、避けられる戦闘は避けるべきだ。 現に、休息を取りながら談笑しているように見える今でも、承太郎は警戒を解いたりなどはしていない。 それは世直しマンも同様で、さりげなく周囲の気配を探っていた。 (ざっと周囲を見渡してみたが、やはり近くにそれらしき影はないな。 俺の考えていることはちゃんと伝わっているか? 伝わっているなら、眼で合図してくれ) 声には出さず、心中で思う承太郎に対して、 (……そうか。私から見ても、なんら他者の気配は感じられない) 読心マシーンで承太郎の思考を読み取り、世直しマンはアイコンタクトを取る。 もし、近場で誰かがこの状況を見張っているとするなら、会話で作戦の打ち合わせをしては相手に警戒されてしまう。 それを危惧しての、世直しマンと承太郎だけによる読心マシーンを応用しての作戦だった。 しかし敵もこの大人数に臆したのか、なかなか気配を見せない。もしかしたら、既にこの場を離れたのだろうか。 ひとまずの安全を得た一行は、このまま情報を交換しつつしばしの休息を取ることにした。 とはいっても、近くにマーダーが潜んでいる恐れがある以上、そう易々と緊張を解けるものではない。 中でも一番ピリピリしていた桑原に翼が、 「桑原君」 「あん? なんだ翼」 「さっき木を切ったそれ、霊剣だっけ? すごいねそれ」 「お、分かるのか。この桑原様ご自慢の霊剣の凄さが……」 「でもさ」 「?」 「それ、サッカーじゃ使っちゃいけないよ。ルール違反になるから」 「…………あ、ああ」 そんなことを言いながら、翼は新たなメンバーのポジションに悩んでいた。 そういえば、これでメンバーの総数は8人。翼の目指す11人まで、いつの間にかあと3人となっていた。 (やったね。これで世直しマンたちの仲間も入れたらちょうど11人。悟空君やアミバ君が加わってくれたら控えも充実する) 膨れるドリームチームへの夢で、翼の胸は一杯になっていた。 「――――召喚」 その名を呼び、フレイザードは一枚のカードから一体のモンスターを呼び出す。 現れたのは、巨大な陸亀。身体の各所を機械で覆った、半機械の陸亀型モンスターだった。 特に背中の甲羅部分が印象的で、そこには何かを射出するための装置のようなものが備え付けられている。 「こいつの名前は大砲亀っていってよぉ」 出てきたモンスターについて、フレイザードがアミバに説明をする。 「背中の甲羅から炎の弾丸を打ち出すことができるのよぉ。その射程といったら相当のもんだ。これでここから狙い撃ちすりゃあ……」 「なるほど。これが貴様の言う作戦というやつか」 度重なる異形の出現に少々驚きながらも、アミバはフレイザードの説明を耳に入れる。 「だが一つ難点があってな。こいつを動かすには、高度な操縦技術と頭脳が必要なんだ。そこで、あんたの出番ってわけだ」 「このアミバ様に、こいつを操縦しろと?」 「天才、なんだろう?」 フレイザードとアミバ。互いが牽制するように笑い合う。 (――なるほど) その胸中で、天才アミバはフレイザードの狙いを瞬時に解析していた。 (私を利用し、この亀を動かそうという魂胆か。だが、やはり詰めが甘いな) フレイザードの狙い。それは、アミバを利用し多くの参加者を殺すこと。 (これが天才にしか動かせぬというのなら、俺様以外にこいつを動かせる奴はおらんだろうな ……面白い。ならば天才たる私が、存分に使ってやろうじゃないか) もちろん、フレイザードの思い通りになるつもりなど微塵もない。 (とくれば、試し撃ちをする必要があるな……ふ、考えるまでもないか。すぐ近くに格好の標的がいるというのに) 天才にしか動かせない大砲亀――その最初の獲物は、既に決まっている。 (やはり、こいつは凡才を通り越してただの馬鹿だな。この天才が、手厚く葬ってやるから安心しろ) 胸中では、早くもフレイザードに向けて手向けの言葉を投げかけていた。 (ふふふ……ふははははははははははははははっはははははははははっはははははははは~~~~~~~) 心の高笑いは、フレイザードには聞こえず。 「それで、こいつはどうやって操縦するんだ?」 「直接背中に乗ってくれ。そこから大砲亀に命令を下せば、とりあえずは反応してくれる」 アミバはフレイザードの言うがままに、大砲亀に跨る。すると 『オオオオオオオオオオオーン』 「うおっ!?」 大砲亀がわずかに首を上げ、静かに唸り声を上げた。 「おお、どうやら大砲亀がおめぇを主として認めたようだぜ。やっぱり天才は違うな」 「ふふふ……この天才の素晴らしさを瞬時に見抜くとは。亀のクセになかなかやるではないか」 ほくそ笑むアミバに、フレイザードがさらなる操作を促す。 「何か命令してみな。天才のおめぇなら、大砲亀はなんでも従うぜェ」 「ほう……なんでも、か。では……」 まずは、初期動作の確認から。 「大砲亀よ、あの連中を狙うのだ!」 試し撃ちの前に、大砲亀の動きを見るために承太郎たちのいる方向を促す。 しかし、大砲亀はアミバの命に反応せず、微動だにせぬまま欠伸をかくだけだった。 「う、うん? どうしたというのだ?」 単純にのろまというわけではなく、本当に1ミリも動かない。 話が違うじゃないか、と不審に思うアミバが顔を振り向けたそこに、 「――――セット」 極上の――気味が悪い――笑顔を浮かべたフレイザードがいた。 「な、な、なんだ!? か、身体が動かん!?」 その瞬間、アミバの身体が固定されたかのように動かなくなった。 否、本当に固定されたのである。 アミバが跨る、大砲亀――これはフレイザードが適当に付けた名前で、真名は『カタパルトタートル』――の甲羅の射出カタパルトに。 「おい、どういうことだこれは!?」 「あぁ?天才様はこんな簡単なこともわからねぇのか?」 焦るアミバに、フレイザードは不敵な笑みを見せる。 何かが狂いだした。それがなんなのか、自分を『天才』と誇るアミバには理解できなかった。 「この『カタパルトタートル』は俺が召喚したモンスターだ。端から俺の言うことしか聞かねーよ。ヒャハハハ」 笑い声が、狂気に変わる。何かが、起ころうとしている。 それを感じ取ったアミバは、冷や汗を流しながらフレイザードの顔を睨みつける――未だ自分がはめられたことは理解せず。 「こいつの効果は今から教えてやるよぉ……実践って形でなぁ」 アミバは、未だ状況を理解できていない。 天才が、馬鹿と思いこんでいた異形の怪物に出し抜かれたということ。 それが原因で、今現在のピンチを生んでいるということ。 天才が、よりにもよってこんな形で。 「ふ、ふざけるなぁ~! 貴様、今すぐ俺様を離せ!! 俺を誰だと思っている!? 俺は天才……」 「天才アミバ様だろ? そいつぁもう嫌ってほど聞いたんだよ。ただ、テメーが天才だってんなら俺様は……」 ニタァっと、フレイザードは口が裂けるほどの笑みを見せる。 「超天才ってところか」 「ちょ、超だって……!?」 不覚にも、アミバはその時劣等感を感じてしまった。 たかが『超』を付けただけだというのに、天才である自分が負けた気がしてしまった。 実際にはアミバの完全敗北なのだから、今更とも言えるが。 「じゃぁな、アバヨ」 「ま、待て……」 「アミバを生け贄に……」 「お、俺は……」 「カタパルトタートルの効果を発動」 「……天才、アミバ様だ」 「――発射!」 「――ぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」 アミバの最後の言葉は、カタパルトタートルの効果発動後、空中に身を投げ出されても途切れることはなかった。 その衝撃音で、六人十二の視線が一斉に同方向を向いた。 「――――!」 驚きの声を発している暇などなかった。 見えたのは、猛烈なスピードでこちらへ飛来してくる何か。 鳥か――――否!鳥よりももっと大きなもの。 銃弾か――――否!銃弾の大きさではない。 大砲か――――否!大砲の弾よりも巨大だ。 では何か―― (――――人!?) それの正体に真っ先に気づいたのは、反射的に己のスタンド、『スタープラチナ』を発現させた承太郎だった。 (――アミバ――あの丘に立っている人影は――フレイザードとかいう奴か?) その強靭な視力で敵の存在を確認、人がこちらに向かってくるという事実に驚いている暇はなく、考えるよりも先に身体を動かす。 「スタープラチ――――」 その場の何人が適切な対応を取れただろうか。 フレイザードがカタパルトタートルで撃ち出したアミバという弾丸は、標的に向けて伸び、 そして、 「うわらば―――――――!?」 爆発した。 【カタパルトタートル】 [攻撃力 1200][守備力 2000] 自軍のモンスター一体を生け贄に捧げ、相手モンスターに撃ち出す効果付きモンスター。 その攻撃力は生け贄に捧げたモンスターの二倍であり、同時に壁・砦破壊の効果も持つ。 これが、カタパルトタートルの基本能力。 仲間を犠牲にして他者を攻撃するという使いどころの難しいこのカードに、フレイザードはずっと頭を悩ませていた。 仲間といっても既に他のモンスターカードは使い果たし、 自分よりも高い戦闘能力を持ったピッコロを弾にすることなど叶うはずもなく、 かといって単に手駒として扱うには少々勿体無かった。 しかし今回、アミバという動かしやすい駒の登場により、このカードを有意義に活用することに成功した。だからこその一時的同盟。 今にして思えば、アミバの敗因はフレイザードを甘く見たという一点に限る。 その戦闘向きな体躯と怪物のような面からは想像できないが、仮にも氷炎将軍の肩書きを持つフレイザード。 その地位は、なにも戦闘能力だけを買われて手に入れたものではない。 他者を騙し利用する狡賢さと、それ相応の知略があったからこその話。 慢心した天才は、より高みを目指そうとする悪の将軍に完敗したのだった。 中編
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/107.html
【オープニング】 No. タイトル 登場人物 000 オープニング 壱原侑子、マル&モロ 000 バトルロワイアル 大魔王バーン、ミストバーン 【深夜】 No. タイトル 登場人物 001 始まり フレイザード 002 フレイザードの憂鬱 フレイザード、キョン 003 オレ、天使 テンテン、天童世死見 004 大人のお姉さん 安仁屋恵壹、綾瀬あさぎ 005 新番組 焔の錬金術師 ロイ・マスタング、フェンブレン 006 三人目! フレイザード、キョン、秋山澪 007 第1ラウンド 鷹村守、戸愚呂兄、岸本恵 008 戦慄のバックファイヤー ミッキー、ふとし、まっつん 009 絶望 兵藤和也 010 復讐の決意 安藤守、ゴール
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/108.html
【オープニング】 No. タイトル 登場人物 000 オープニング 壱原侑子、マル&モロ 000 バトルロワイアル 大魔王バーン、ミストバーン 【深夜】 No. タイトル 登場人物 001 始まり フレイザード 002 フレイザードの憂鬱 フレイザード、キョン 003 オレ、天使 テンテン、天童世死見 004 大人のお姉さん 安仁屋恵壹、綾瀬あさぎ 005 新番組 焔の錬金術師 ロイ・マスタング、フェンブレン 006 三人目! フレイザード、キョン、秋山澪 007 第1ラウンド 鷹村守、戸愚呂兄、岸本恵 008 戦慄のバックファイヤー ミッキー、ふとし、まっつん 009 絶望 兵藤和也 010 復讐の決意 安藤守、ゴール
https://w.atwiki.jp/taninrpg/pages/398.html
時系列順Top|五十音順Top|項目別Top 汎用01(五十音) | 汎用02(五十音) | 汎用03(五十音) 本編 + 1~178 1~7|8~16|17~21|22~32|33~41|42~48.5|49~57|58~78|79~93|94~100 101~106|107~117.5|118~125|126~135|136~144|145~152|153~158|159~168|169~178 + 新1~ 01 1~最終回(五十音) 02 その6?~16 (五十音) 03 その17~26(五十音) 04 その27~39(五十音) 05 その40~57(五十音) 06 その58~72(五十音) 07 その73~111(五十音) + The B関連 01:別枠1~11(五十音) 02:別枠12~17(五十音) 03:デザエモン・他(五十音) 04:A.G・「俺ら」(五十音) 派生作品 + 実況 01 アナンさん(五十音) 02 ツクール屋さん(五十音) 03 スラストさん(五十音) 04 若干ファン@ハルさん(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新02(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新03(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新04(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新05(五十音) 04 若干ファン@ハルさん新06(五十音) 04 若干ファン@ハルさん諸作(五十音) 04 若干ファン@ハルさん諸作(自作) 05 ごじさん(五十音) 06 メイヴァさん(五十音) 07 すーさん(五十音) 07 すーさん02(五十音) 07 すーさん新(五十音) 07 すーさん新々(五十音) 08 にゅーとんさん(五十音) 08 にゅーとんさん02(五十音) 09 トリポッポさん(五十音) 09 トリポッポさん02(五十音) 09 トリポッポさん03(五十音) 10 あーねさん(五十音) 10 あーねさん02(五十音) 10 あーねさん03(五十音) 11 アトラスさん(五十音) 諸作(五十音) 諸作02(五十音) 諸作03(五十音) 諸作04(五十音) 諸作05(五十音) 非中古ツクール(五十音) + リメイク 01 リメイク諸作(五十音) 02 「ファイムルえいゆうき」(五十音) 03 「アユラは -8てんしの ものがたり-」(五十音) 04 「ザベルは何処へ消えた?」(五十音) 05 「聖魔幻戦」(五十音) 最終更新:22/05/22 新規作成 中古ツクールではない作品のページ。便宜上こちらに分類していない物もあります。ハルさんの自作品はこちら 項目名横の数字は動画内での初登場時間です。 時系列順はこちら - ... ハットリさん【自分の作ったRPGツクールで祝ってみた】【たにツク1しゅうねんおめでとう!】 ツクール1【ウPレカス】 モンスター 【スケさと】 キャラクター 【ナカムラ】 キャラクター 【ハットリ】 キャラクター アナンさん【中二の頃に作ったRPGツクール4をゆっくり実況】【Dis Tep Eos ~七罪と疫病~】 作品 ツクール4 (00 52) ツクール屋さん【ツクール屋のバイトが自分で作った未完成ツクールを縛り実況】【IBARA】 作品 ツクール3 (01 39) ごじさん【夜勤明けがツクール実況やらされた】【たにんのつくったTHEファンタジーひょうりゅうアマガミ】 作品 ツクール2 (09 53) 【暮れのあいさつ編】 作品 ツクールVX (14 30) 【こなたんの げこくじょう】 作品 ツクール2 (01 41)【FIGHT】 オブジェクト (22 03) 【およぐはんざい者】 モンスター (09 02) 【ごじさんの セクハラ クエスト】 作品? 【こなたん】 キャラクター (01 42) 【こなたんち】 地名 (01 42) 【こなパパ】 キャラクター モンスター (16 21) 【三馬神】 乗り物 (08 45) 【ジャンケンマン】 モンスター (06 30) 【しゅうぞう】 キャラクター? (21 39) 【聖なる死んぱん】 呪文 (08 24) 【タコあしはいせん】 モンスター (16 51) 【ダニーちゃん】 モンスター (03 43) 【ネタバレ / はんにん / は / ヤス】 キャラクター (06 08) 【無限ごはん】 イベント (02 26) 【ラスボスのステージ】 地名 (10 29) ごじさん【たにツク奮闘記【VOICEROID実況】】【今日から使えるツクール小ネタ】 作品 ツクール2 (04 33) トリテさん【鳥頭実況 中古のRPGツクールをプレイ】【GOTH Pro】 作品 ツクール4 あーねさん【自分が作ったRPGツクールをやってみた】【ブルーネル編】 作品 ツクール2 (2-1・00 00) たぐちさん【中古RPGツクールを買い占めてもエルシャダイが入ってなかったので作った】【エルシャダイ編】 作品 ツクール1 (00 22) 投稿者不明【他人がツクール実況プレイしてみた RPGツクール】【かこのさんげき じかいにつづく?!】 作品 ツクール2 (11・07 06) たぐちさん【「たぐちプレステ購入記念RPG」を他人にやらせてみた】【たぐちPSこうにゅうきねんRPG】 作品 ツクール1 (1・00 39) えいちあ~るさん【酔っ払いが今更ながら他人ツクールをプレイしてみた他人が作ったデザエモンを魔改造してみた】【ZERO DRIVE】 作品 デザエモン (008・00 35) ハットリさん【自分の作ったRPGツクールで祝ってみた】 動画削除済み。 【たにツク1しゅうねんおめでとう!】 ツクール1 「たにツク(中村の動画投稿)」1周年記念作品。作者 ハットリ氏。 シナリオ作成(妄想)10分、ツクール作成10時間、動画作成2時間。 本編178後のたにツク休止中の中村を描いた本編と、ハットリさんの祝辞の2部構成。 【ウPレカス】 モンスター ニコチュウ大陸の悪意の塊。ガダマンクス型。 ナカムラを呪ってツクール実況を強制させる。 助けに来たハットリ達に心無い言葉を浴びせるが、それに屈する2りではなかった。 「死ぬしかないな ハットリッ!」 【スケさと】 キャラクター 実況仲間。狩人件プロデューサー。 ハットリにナカムラの一大事を知らせた。 投稿5日前に登場した「スケルトン佐藤」ネタを早速採用している。 「あ おれは モンハンとアイマスをやりたいから…」 【ナカムラ】 キャラクター ゲーム実況者。 医者に止められて「たにツク」を休止し、「デビルサマナー 葛葉ライドウVSアバドン王」をプレイしていた。 ウPレカスの呪いでツクール実況を強制されるが、ハットリ スケさとの活躍で解放される。 「ハットリ きにすんれよ オレ タイツクすきだからさ」 【ハットリ】 キャラクター 主人公。ニコチュウ大陸の『じっきょうむら』に住む忍者。 奇妙な冒険から戻った後、ナカムラの一大事を知って助けに向かう。 「や やめろ! やめるんだ ナカムラー!」 アナンさん【中二の頃に作ったRPGツクール4をゆっくり実況】 動画削除済み 【Dis Tep Eos ~七罪と疫病~】 作品 ツクール4 (00 52) アナンさんの中学生時代の未完成作品。 ブロック数「システム3」、制作時間「99時間59分」、プロジェクト名「オレRPG」、シナリオ名「《運命》」 記憶を失った青年、疾風の『ぼいけん』。 プロットは完成していたらしく、投稿しながら続きをツクる予定だった。 ツクール屋さん【ツクール屋のバイトが自分で作った未完成ツクールを縛り実況】 【IBARA】 作品 ツクール3 (01 39) ツクール屋さんの中学生時代の未完成作品。 ブロック数「システム2・シナリオ3」、制作時間「システム・シナリオ040 30」、シナリオ名「いばら」 少年勇者イバラと撲殺天使チカゲの世界を救う旅。 未完成ゆえに不備は多々あるが、物語は正統派ボーイ・ミーツ・ガールとして十分な出来。 後に後半を創作したリメイク作品がツクられた。 ごじさん【夜勤明けがツクール実況やらされた】 【たにんのつくったTHEファンタジーひょうりゅうアマガミ】 作品 ツクール2 (09 53) part2の作品。シナリオ B氏、マップ サトウさん氏。 同じ回でプレイした「サツミックデシジョン」の改変。 ツクール2ながらフルボイスを実現している。 【暮れのあいさつ編】 作品 ツクールVX (14 30) part10の作品。作者 ごじさん 09年最後の投稿を終えてのごじさんとアンケたんからのあいさつ。 翌年からごじさんのソロ実況になると告知された。 【こなたんの げこくじょう】 作品 ツクール2 (01 41) 特別編の作品。 シナリオ こな氏、マップ、こな!!氏、スペシャルサンクス カメレオンクラブ氏。 操作:メイヴァさん、解説:こなさん、ガヤ:ごじさん。 「アユラは」作者こなさんによるたにツクネタ盛り沢山の作品。 【FIGHT】 オブジェクト (22 03) こなパパとの戦闘前演出。 物グラの火で「FIGHT」と表示される。 元ネタは「SUPERオリエRPG」のビストロSMAPの『CM』か。 【およぐはんざい者】 モンスター (09 02) 海に出現する。人魚型。 脅威的な攻撃力で海馬に乗った迂闊者を屠る。 【ごじさんの セクハラ クエスト】 作品? こなさんの次回作。…が、こなたんに倒されたためエターナった。 【こなたん】 キャラクター (01 42) 主人公。こなさんの娘。まないた。 ツクールをやるためパソコンを独占している父を説得する「ぼいけん」に出る。 「おとうさん!!パソコンから はなれてよ!」 【こなたんち】 地名 (01 42) スタート地点。こなたんのルーム。 一度出てからまた入ろうとすると「ザベる」。 【こなパパ】 キャラクター モンスター (16 21) ラスボス。こなたんの父親。ツクラー。 「聖なる死んぱん」を無効化してこなたんを追い詰めたが、成長した娘に破れ、作品制作を託して消える。 「ちょっとまて! いま ごじさんが トマトソースをハニワに かけるシーンが できるトコなんだ!!」 【三馬神】 乗り物 (08 45) 全て馬グラな陸海空の乗り物。 敵が出る海馬だけは注意が必要。 【ジャンケンマン】 モンスター (06 30) フィールドに出現する。おかマン型。 呪文「グー」「チョキ」「パー」を使う(指の数*10Dで「グー」なら無傷、「パー」なら即死の運勝負)。 元ネタはハルさん旧Part21「神聖さでぃ」のジャンケンおやじか。 【しゅうぞう】 キャラクター? (21 39) こなパパに「聖なる死んぱん」が効かず、諦めかけたこなたんを励ます謎の声。 励まされたこなたんは、新たなる技「天光剣!氷幻命術(全体5757D)」を編み出して父を超えた。 「あきらめんなよ!」 【聖なる死んぱん】 呪文 (08 24) こなたんがLV4で覚える。消費48で全体9999D 「FF8?編」の呪文を元にした「アユラは」のデバッグ用アイテムが元という2重パロ。 【タコあしはいせん】 モンスター (16 51) こなパパからの刺客。ヒドラ型。 9本の首が絡み合ったコードを演出。 LV6だと攻撃でピッタリHP0にされるため、倒すには「せんたくいた」の購入かLV上げが必要。(*1) 【ダニーちゃん】 モンスター (03 43) こなたんのベッドに生息中。スライム型。 「こなたんち」の衛生状態が気にかかる敵。 【ネタバレ / はんにん / は / ヤス】 キャラクター (06 08) 前のセーブデータのパーティ。清々しいまでの1発ネタ。 ロードすると赤ちゃん一行が「山の中にいる!」。 【無限ごはん】 イベント (02 26) 「こなたんち」のタンスに詰め込まれている。 …と、思いきや、実際は無限「魔剣こなこな」。 【ラスボスのステージ】 地名 (10 29) 島中央の山にある洞窟。 クリアチェックをしようとするとこなたんに先を越されてしまう。 こなさん作品らしく謎解きがある…と思いきや? ごじさん【たにツク奮闘記【VOICEROID実況】】 【今日から使えるツクール小ネタ】 作品 ツクール2 (04 33) その3.5の作品。 「力→カ」「一人→ー人」「十→+」など、ツクール2にない漢字を他の文字で代用すれば、読みやすくかつ容量節約にもなるという事をライスとパンナの会話形式で説明した。 トリテさん【鳥頭実況 中古のRPGツクールをプレイ】 【GOTH Pro】 作品 ツクール4 part8の作品。作者 堀内 博氏(偽名)。 ブロック数「システム2・シナリオ4」、制作時間「システム72時間9分・シナリオ72時間12分」 トリテさんが昔ツクった作品。 シナリオデータが壊れていたため公開は叶わなかった。 あーねさん【自分が作ったRPGツクールをやってみた】 その1-1~1-2はたにツク要素なしのPCツクール作品のため除外。 【ブルーネル編】 作品 ツクール2 (2-1・00 00) その2-1~の作品。タイトル未確認。 あーねさんの未完成作品。 あーねさんの化身ブルーネルと(あーねさん作品の)たにツクキャラの異世界ぼいけん記。 その2-2(12/05/25)から投稿停止中(多分)。 たぐちさん【中古RPGツクールを買い占めてもエルシャダイが入ってなかったので作った】 【エルシャダイ編】 作品 ツクール1 (00 22) 作者 たぐち氏。 ツクール1で「エルシャダイ」を再現。 投稿者不明【他人がツクール実況プレイしてみた RPGツクール】 【かこのさんげき じかいにつづく?!】 作品 ツクール2 (11・07 06) 11の作品。 たにツクに触発されて自分の過去作を動画投稿しようとするが…。 タイトルと違い続かなかった(多分)。 たぐちさん【「たぐちプレステ購入記念RPG」を他人にやらせてみた】 【たぐちPSこうにゅうきねんRPG】 作品 ツクール1 (1・00 39) 初回~の作品。作者未確認(友人K氏)。 たぐちさんの友人が98年頃にツクったという作品。 わらしべ的にフラグを連鎖させてクリアを目指す謎解きゲーム。 「当時2りで謎ゲーをツクりあっていた」との事で、作品数を重ねて難度と不条理さが増しているのが見てとれる。 part3(10/12/26)から投稿停止中(多分)。 えいちあ~るさん【酔っ払いが今更ながら他人ツクールをプレイしてみた他人が作ったデザエモンを魔改造してみた】 【ZERO DRIVE】 作品 デザエモン (008・00 35) その008・011・013~013.5の作品。GRAPHIC・MUSIC えいちあ~る氏、THANKS あき氏。 「ドラゴンスピリット」のブルードラゴンが他のSTGの世界で大暴れ。 ROMに残っていた「ゼビウス」のグラで1面を再現した流れから、2面以降もグラとBGMを追加してツクられた。 その008と011で進捗を見せた後、その013で完成形を披露した。 STAGE 1 … ゼビウス STAGE 2 … スペースインベーダー STAGE 3 … ツインビー STAGE 4 … スターソルジャー STAGE 5 … サマーカーニバル 92 烈火 STAGE 6 … 頭脳戦艦ガル そのときは ぼくが きみの ページトップ になる! もどる
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/166.html
「プレスリフレイザー!」 【名前】 プレスリフレイザー 【読み方】 ぷれすりふれいざー 【登場作品】 未来戦隊タイムレンジャー海賊戦隊ゴーカイジャー 【初登場話(タイム)】 Case File 3「夢の加速度」 【登場話(ゴーカイ)】 第39話「どうして?俺たち高校生」 【分類】 必殺技 【使用者】 タイムレンジャー 【未来戦隊タイムレンジャー】 タイムレンジャー5人(タイムファイヤー以外)の合体必殺技。 ボルテックバズーカから絶対零度に近い「零下270度」の冷凍弾を撃ち出し、ロンダー囚人を圧縮冷凍できる。 「囚人を殺害せずに圧縮冷凍する」という目的から殺傷能力はなく、「圧縮冷凍に多少の時間がかかる」という欠点がある。 大概の場合、囚人は圧縮冷凍される直前で巨大化抑制シールを剥がすと同時にリバウンド(巨大化)し、 圧縮冷凍を行い、圧縮冷凍自体が成功した例は極めて少ない。 【海賊戦隊ゴーカイジャー】 タイムレンジャーのレンジャーキーを使い、タイムレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャー5人(シルバー以外)が用いる。 その際はバスコ・タ・ジョロキアの仕掛けた時限爆弾を圧縮冷凍、爆発を阻止した。
https://w.atwiki.jp/maker/pages/79.html
アドベンチャーツクール for mobile データ テクニック ゲーム
https://w.atwiki.jp/maker/pages/47.html
音楽ツクールログイン版ミュージアム データ テクニック
https://w.atwiki.jp/maker/pages/82.html
購入 概要 ポイントシステムを作るためのスクリプト。 買い物をすると買った分の10分の1だけポイントがたまる。 そして、別の買い物のときポイント分だけの現金として使える。 ただし、ポイントを使った買い物ではもらえない。 使う際は店スクリプトに別イベント呼び出しで挿入する。 使用フラグ ポイントカード 使用変数 購入、ポイント、ポイントカード 使用文字変数 スクリプト内容 000 文字情報:メッセージ:”ポイントカードはお持ちですか?” 001 ユーザー入力:2択(10.12)”はい”いいえ” 002 スクリプト分岐:条件:変数『選択肢入力番号』=+1 003 データ制御:変数:『購入』=『アイテム価格』×『指定アイテム数』 004 スクリプト分岐:条件:フラグ『ポイントカード』OFF 005 文字情報:メッセージ:”お持ちではないようです” 006 スクリプト分岐:条件終端 007 スクリプト分岐:条件:フラグ『ポイントカード』ON 010 データ制御:変数:『選択肢入力番号』=(+2)+(±0) 008 内部表示:変数表示『ポイントカード』 009 文字情報:メッセージ:”ポイント残っています。” 011 スクリプト分岐:条件:変数『ポイントカード』>0 012 文字情報:メッセージ:”お使いになられますか?” 013 ユーザー入力:2択(10.12)”はい”いいえ” 014 スクリプト分岐:条件:変数『選択肢入力番号』=+1 015 スクリプト分岐:条件:変数『ポイントカード』>(±0) 016 スクリプト分岐:条件:変数『ポイントカード』≦『購入』 017 データ制御:変数『パーティ所持金』=『パーティ所持金』+『ポイントカード』 018 データ制御:変数『ポイントカード』=(±0)+(±0) 019 スクリプト分岐:条件終端 020 スクリプト分岐:条件:変数『ポイントカード』≧『購入』 021 データ制御:変数『パーティ所持金』=『パーティ所持金』+『購入』 022 データ制御:変数『ポイントカード』=『ポイントカード』-『購入』 023 スクリプト分岐:条件終端 024 スクリプト分岐:条件終端 025 スクリプト分岐:条件終端 026 スクリプト分岐:条件終端 027 スクリプト分岐:条件:変数『選択肢入力番号』=+2 028 データ制御:変数:『ポイント』=『購入』÷(+10) 029 データ制御:変数:『ポイントカード』=『ポイントカード』+『ポイント』 030 スクリプト分岐:条件終端 031 スクリプト分岐:条件終端 032 スクリプト分岐:条件終端 033 スクリプト分岐:条件:フラグ『ポイントカード』OFF 034 文字情報:メッセージ:”お作りになられますか?” 035 ユーザー入力:3択(10.12)”はい”いいえ”説明” 036 スクリプト分岐:条件:変数『選択肢入力番号』=(+1) 037 スクリプト分岐:条件:変数『パーティ所持金』≧+1000 038 パーティ情報:所持金-1000 039 パーティ情報:ふくろ『ポイントカード』+1 040 データ制御:フラグ:『ポイントカード』ON 041 スクリプト分岐:条件終端 042 スクリプト分岐:条件:変数『パーティ所持金』<1000 043 文字情報:メッセージ:”お金が足りません。” 044 スクリプト分岐:条件終端 045 スクリプト分岐:条件終端 046 スクリプト分岐:条件:変数『選択肢入力番号』=(+3) 047 文字情報:メッセージ:”(ポイントカードについての説明を入れる)” 048 スクリプト分岐:条件終端 049 スクリプト分岐:条件終端 関連 『ツクール5スクリプト「売却」』 使用報告板 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/maker/pages/43.html
シミュレーションRPGツクール95 データ テクニック ゲーム